保育園では毎月、いろいろな災害を想定した避難訓練を行って、まさかの事態の時に確実に子どもたちの生命を守ることが出来るように、訓練を重ねています。6月の職員研修会では「子ども・職員の命を守る防災対策の新常識」というオンライン講習を受けました。
地震が発生したら「机の下に隠れる」を基本として、これまでの避難訓練でも、子どもたちにそのように声をかけて行動を促していました。しかし、昨今発生した地震では、机自体が動いてしまって、かえってその行動が危ない事があったとのこと。このような事例をいくつか見ながら、慣例になってしまっていることがないか、最新情報を聞きながら、本園の防災の現状についての検討する機会としました。また、国土交通省の「ハザードマップ」や「地盤サポートマップ」を活用して園の災害リスクも確認しました。そのマップ上では特に目立ったリスクはありませんでした。
講習後、職員間で話す中でも、本園の防災についての課題が少なからず見えてきました。短い時間の中ではすべてを洗い出すことは難しかったですが、今回の研修の中で示唆をいただくことが出来たので、次月の避難訓練以降、反映できるように検討を進めていきたいと思います。
【今回の研修を受けてまず取り掛かりたい3つの課題】
- 園内の安全環境の見直し
- 避難マニュアルの見直し
- 様々な状況(雨の時、食事中、散歩中など)を想定した避難訓練の考案
まさかの時に大切な命を守れるように。情報をアップデートしながら、万全な体制に近づけていきたいと思います。
